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あなたを「認知症」と呼ぶ前に 出口泰靖著より

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「認知症」とされる人たちが「当事者」として「語ること」に関して、今一度、確認しておきたいことがある。それは、「当事者」として「語ること」が礼賛されることで、「語ること」ができずに傷つく本人や家族がいるかもしれない、ということである。「認知症であること」を「受け容れること」ができることの影で、「受け容れられずにいる」人たちがいるかもしれない。
 そのためにも、「認知症当事者」として「語ることができる人」と「語ることができない人」、あるいは「認知症当事者」として「名乗ることができる人」と「名乗らない、名乗れない人」との<分断>と<みぞ>を埋め合わせるには、どのようなことが考えられるのか、検討していく必要があるのではないだろうか。 
※上記の著書より抜粋しています
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