あなたを「認知症」と呼ぶ前に 出口泰靖著より

「認知症」とされる人たちが「当事者」として「語ること」に関して、今一度、確認しておきたいことがある。それは、「当事者」として「語ること」が礼賛されることで、「語ること」ができずに傷つく本人や家族がいるかもしれない、ということである。「認知症であること」を「受け容れること」ができることの影で、「受け容れられずにいる」人たちがいるかもしれない。
そのためにも、「認知症当事者」として「語ることができる人」と「語ることができない人」、あるいは「認知症当事者」として「名乗ることができる人」と「名乗らない、名乗れない人」との<分断>と<みぞ>を埋め合わせるには、どのようなことが考えられるのか、検討していく必要があるのではないだろうか。
※上記の著書より抜粋しています
- 関連記事
-
- あなたを「認知症」と呼ぶ前に 出口泰靖著より (2023/06/06)
- 若年性認知症 新型コロナウイルス感染防止対策マニュアル (2021/01/22)
- 新)わが国の若年性認知症の有病率と有病者数 (2020/07/28)
- 進行性失語とは (2020/07/14)
- ノンレム睡眠とレム睡眠 (2019/07/07)
スポンサーサイト
この記事へのコメント: