何を思う!
去年(2016春)デイの散歩であけぼの農業公園に行った時の写真です。口を真一文字に結んで、チューリップには目もくれず遠くを見ていました。私の声掛けにも全く反応しませんでした。今までの様々な思いが去来しているのか?様々想像することは可能ですが・・・・。私に内緒で病院通いしていたころ、セカンドオピニオンで告知を受けた信濃町にあるK病院。もう15年経ちました。優子さんの悔しさ、不安、絶望。病気が進行していく中で、戸惑うことも多くなりました。優子さんは「あれ、何でこんなことができないの」と言うことが多くなりました。その頃、私の浅はかな知識で優子さん嫌がる脳トレもしました。初期の頃の対応は反省することばかりです。


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この記事へのコメント:
シマウマ : 2017/09/02 (土) 13:13:33
私も反省する事ばかりです。
病気の初期は、家族も初心者マーク。
私も何とか進行を止めたい!と思って夫を苦しめていたと思います。
夫も何を思っているのかな・・・
アルバの会 : 2017/09/02 (土) 23:02:19
ご主人と同じように優子さんも今まで十分辛い思いをしてきました。残りの人生、痛くて辛い思いは、もうさせたくないですね。その為に1年ほど前から終末医療が得意な医師に訪問診療を隔週でお願いしています。ちょっと早いですが・・・。ご主人と優子さんは同年代?でしょうか。
シマウマ : 2017/09/03 (日) 22:59:54
夫は先月64歳になりました。
巳年です。優子さんと同じでしょうか・・・
53歳で診断されましたが、夫が50歳の頃、私は何となく違和感を感じていました。
夫も最近パソコンばかりするので漢字が書けなくなったと言っていました。
たぶん、40代で発症していたんだと思います。
その頃病院に行っていればどうだったのか、進行を遅らせる事ができたのか、もしかしたら元に戻ったのか、又は逆に、早々に仕事を辞める事になったかもしれないと、色々と考えてしまいます。
診断後、約4年半仕事を続け、休職を経て定年退職しました。
優子さんも夫も残りの人生は、嫌な思いをせず幸せに過ごしてもらいたいと願っています。
終末医療ですが、ちょっと早いくらいが安心ですね。
アルバの会 : 2017/09/04 (月) 00:54:26
干支は同じですが、優子さんは1月生まれの64歳です。
ご主人は早期発見だったのでしょうね。私の場合、優子さんは早期発見だったのですが、ちょっとした障害でも発見すると必要以上に大きく膨らせてしまいました。それがどんどん障害を顕在化して進行を早めたかもしれません。
左側頭葉優位SDの病初期は言語を中心とする認知機能障害から始まるのでっしょうか?教科書によると失名辞、語の理解障害、錯誤、読み書き障害の順に発症すると書かれています。右側頭葉優位SDは相貌失認、失名辞の順と・・・。
初期ならリハビリで失われた語彙の再獲得も可能と書かれていますが・・・。家庭で一定時間従事できる日課をつくることが大事とも書かれています。ジグソーパズルへの集中力はすごいですね。芸術や他の分野でも新たに能力を発揮されるようですね。
シマウマ : 2017/09/05 (火) 21:46:21
初診時、夫はすでに早期発見ではなかったのです。
画像では、左側頭葉の限局した萎縮が認められました。
薬(当時はアリセプトのみ)は飲まない方が良いとの事で、言葉を維持するリハビリを続けてきました。
病気も個人差があると思いますが、夫の場合は物の名前が出にくく抽象的な言葉使いをするようになり、簡単な漢字もひらがなで書いていました。
テレビやパソコンなどの電化製品の配線やセットアップが得意でしたが、いつの間にか業者任せになり、冬のタイヤ交換もガソリンスタンド任せになっていました。
これは、あまりしない事から失われる意味記憶障害で、間隔があくと得意な事でも出来なくなるようです。
そうか!病気だったんだと、今になってわかる事ばかりです。
その後、言葉と物の意味が一致しなくなり、ここでやっと初診です。
長谷川式の点数は17点でした。
その一方、維持されている機能もあり、現在も視空間認知が失われていないようです。
そうそう、ジグソーパズルも得意でした。
迷路のパズルもあっという間に仕上げ、絵や文字の写し書きも根気よくしていました。
右側頭葉優位の場合は言葉よりも、親しい人の顔を区別できない相貌失認から始まる事が多いようです。
この場合、視覚的な対象の認識ができなくて道に迷う事もあるようですが、ノートや手帳に道順を書く事で目的地に行けるようです。
暑さや寒さ、味覚など、感覚刺激に悩まれてる人もいるようです。
アルバの会 : 2017/09/08 (金) 23:26:35
前頭側頭の方には長谷川式の点数はあてにならないでしょうね。点数以上の能力があったかと思います。前にも書いたことがあったのですが、日本語は漢字には音読み・訓読みそれに仮名、カタカナがあって複雑ですね。故田邊先生が書いていましたが、欧米の教科書ではSDは言及されていないと書いていました。ー意味性認知症の理解とその対応についてーに描かれている写真の馬の描写は素晴らしいですね。『かつて得意であった技能すなわち手続き記憶のみならず、SDでは新たな能力を獲得できることも報告されている。・・・SDで認められる芸術的才能は写実性といわれている。・・・』どんな認知症でも初期の適切なケアは大切ですね。視空間認知能力やパズル解決のための集中力は罹患後に亢進している可能性があるとも言われています。不思議ですね!またまりのない文章になってしまいました。失礼!