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全くアルツハイマー病の兆候がみられなかった40歳

40歳(1993年)の時、ポップアップ専門のデザイン会社を辞めてフリーになりました。最初の仕事が「しかけえほんを作ろう!」です。第1版発行は1993.8月発行で、印税契約(ロイヤリティ6%)です。発行者は大日本絵画です。今まで6万部ほど売れたようで、そろそろ絶版になるようです。全国の幼稚園や図書館にも買ってもらえたので部数が増えたようです。印税は私の事務所の運転資金に大部分使いましたが、とても助かりました。
この頃は全くアルツハイマー病の兆候はみられなかったと思いますが、軽いうつ病で近くの医院に通っていました。少しアルツハイマー病らしい異常(得意なポップアップ用の展開図や立体図が上手く描けなかった)を感じたのは48歳頃でした。後で分かったことですが記憶障害は43,44歳の頃からありました。15年ほど前に引っ越しをしていますが、その時にバーゲンで買った大量の靴下、ツナ缶、アルミホイル、サランラップ等が様々な場所から見つかりました。この頃がアルツハイマー病のMCIといわれる時期だったかもしれません。
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この記事へのコメント:

アワキビ : 2017/01/30 (月) 23:45:19

初めてコメント致します。

優子さんは、すばらしいお仕事をされていたのですね。
それにいつも素敵な笑顔!
病気が発症される前も、今も笑顔、変わりませんね。
認知症になると、困惑した難しい表情になったり、呆然としていたり・・・と、なかなか優子さんのような、くったくのない笑顔を見せてもらうのが難しくなります。
ご主人様の優しい対応と気持ちが優子さんによく伝わっていて、落ち着いていらっしゃれるからなんですね、きっと。

あの、もしかして、以前、優子さん、テレビに出演されていらっしゃったでしょうか? うろ覚えなので、間違いだったらごめんなさい。
ご本人が絵本の読み聞かせの活動をされていた・・・?

シマウマ : 2017/01/31 (火) 09:26:40

アルバの会さん、
優子さんの「しかけえほん」は宝物ですね。

誰もができる事ではない才能をどうして神様は奪ったのでしょう…
うちの夫も、特殊な仕事をしていまして研究の途中でした。

なぜ何の取り得も無い私の方が病気にならなかったのか、人生の不条理を感じました。
しかし、どんな状況になっても強く生き抜く力を私に与えてくれたようでもあります。
生温い生活に浸っていた私に、神様が「喝!」を入れたのでしょうね…(-_-;)

アルバの会 : 2017/01/31 (火) 17:54:37

アワキビさんへ
コメントありがとうございます。
達成感は大事ですね。認知症になると自分の存在が弱く不安定になりますので感謝され自信につながるサポートをしたいですね。
卵焼き美味しそうですね。
初期の頃はよく喧嘩をして、泣かしました。私が一方的に悪いのですが・・。
まだ元気の頃、TVにはNHKを始め色々と出演していました。1年密着のドキュメントタリーもあります。
絵本の読み聞かせは認知症になってからボランティアをしました。覚えられないので、毎日長時間練習しました。3年くらい続き、皆さんに褒められて元気をもらっていました。
これからもよろしくお願いします。

アルバの会 : 2017/01/31 (火) 18:07:11

シマウマさんへ
ありがとうございます。
優子さんは、他の同僚と比べると才能はありません。
小さなプロダクションでしたので、締め切りに間に合わせるために頻繁に徹夜をしていました。時々着替えを持っていきました。
フリーになって自由に自分のしたい仕事だけしていました。あと10年遅い発症なら良かったですね。
主治医に聞いたことがあります。「私の行状の悪さが原因で認知症になったのですか?」そんな単純な問題ではないと言われました。
どうなんでしょうか???
よろしくお願いします。

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