レビー小体型認知症の主な症状
レビー小体型認知症の主な症状
●幻視―そこにないものがはっきり見える
幻覚とは「対象なき知覚」のことである。つまり、対象は存在しないが、はっきりとした感覚が存在する。幻覚には、幻視、幻聴、体感幻覚などがあるが、レビー小体型認知症の人に極めて特徴的にみられるのが幻視だ。おおよそ80%の人にこの幻視の症状がみられるとされる。
★幻視の例(幻視が発展して妄想が起こることが多い)
ごはんの上に虫がのっている・ネズミが壁を這いまわっている・ヘビが柱に張り付いている・窓から猫が入ってきた・便器の中で魚が泳いでいる・知らない人たちが座敷に座っている・陰から男がこちらを見ている・子どもたちがベッドの上で遊んでいる・兵隊が行進している・夫が知らない女と抱き合っている・大きな川が流れている・水たまりができている・きれいな花が咲いている・物が吸い込まれていく、など
●視覚認知障害
錯視・変形視・カプグラ症候群・重複記憶錯誤・幻の同居人・実体的意識性
●パーキンソン症状―筋肉が硬くなる、転びやすい
パーキンソン病の四大運動症状
1 振戦「手足が震える」
2 筋固縮「筋肉が硬くなる」
3 無動・寡動「動きが鈍くなる」
4 姿勢反射障害「姿勢のバランスが悪くなる」
筋固縮は、歩行にも大きなマイナスをもたらす。具体的には、足首が曲がらない、歩幅が小さくなる、すり足になる、腕の振りが小さくなる、一歩目の足が出にくい、歩き出すと止まれないなどの障害として現れる。そのため、体が傾いたり、姿勢・バランスを保つことができない「姿勢反射障害」と相まって、常に転倒の危険を伴う。
●認知障害―初期には比較的軽い
●認知の変動―よいときと悪いときの波がある
「頭がはっきりしている状態」と「ボーッとしている状態」が入れ替わり起こる。その周期は、1日の間で繰り返すこともあれば、1週間あるいは1ヶ月といったこともある。
※脳幹網様体の障害が関係していると考えられる。
●レム睡眠行動障害―夜中の大きな寝言・異常行動
●夜間せん妄とレム睡眠行動障害
※せん妄とは、軽い意識障害(混濁)に伴って幻覚、興奮、思考力低下、注意力欠如などがみられるものである。せん妄とレム睡眠行動障害とは基本的に別物だが区別が難しい場合もある。せん妄は後でほとんど思い出せないが、レム睡眠行動障害の場合には、目を覚まさせると夢を見ていたとわかることが多い。
●過眠―日中のひどい眠気
●うつ症状
●自律神経症状―さまざまな症状で現れる
レビー小体は大脳皮質や脳幹だけに現れるわけではなく、全身の末梢自律神経(心臓や食道、胃、腸、皮膚など)に広くみられる。特に食道下部には多いとされる。そのため、種々の自律神経障害が起こってくる。自律神経は「交感神経」と「副交感神経」とで成り立っているが、自律神経障害とはこの2つの神経がうまく切り替わらず、不定の身体不調をきたすものだ。
★主な症状
起立性低血圧・めまい・排尿障害・便秘・発汗障害・手足の冷え
●薬に対する過敏性
※第二の認知症ー小阪憲司・著より抜粋引用
●幻視―そこにないものがはっきり見える
幻覚とは「対象なき知覚」のことである。つまり、対象は存在しないが、はっきりとした感覚が存在する。幻覚には、幻視、幻聴、体感幻覚などがあるが、レビー小体型認知症の人に極めて特徴的にみられるのが幻視だ。おおよそ80%の人にこの幻視の症状がみられるとされる。
★幻視の例(幻視が発展して妄想が起こることが多い)
ごはんの上に虫がのっている・ネズミが壁を這いまわっている・ヘビが柱に張り付いている・窓から猫が入ってきた・便器の中で魚が泳いでいる・知らない人たちが座敷に座っている・陰から男がこちらを見ている・子どもたちがベッドの上で遊んでいる・兵隊が行進している・夫が知らない女と抱き合っている・大きな川が流れている・水たまりができている・きれいな花が咲いている・物が吸い込まれていく、など
●視覚認知障害
錯視・変形視・カプグラ症候群・重複記憶錯誤・幻の同居人・実体的意識性
●パーキンソン症状―筋肉が硬くなる、転びやすい
パーキンソン病の四大運動症状
1 振戦「手足が震える」
2 筋固縮「筋肉が硬くなる」
3 無動・寡動「動きが鈍くなる」
4 姿勢反射障害「姿勢のバランスが悪くなる」
筋固縮は、歩行にも大きなマイナスをもたらす。具体的には、足首が曲がらない、歩幅が小さくなる、すり足になる、腕の振りが小さくなる、一歩目の足が出にくい、歩き出すと止まれないなどの障害として現れる。そのため、体が傾いたり、姿勢・バランスを保つことができない「姿勢反射障害」と相まって、常に転倒の危険を伴う。
●認知障害―初期には比較的軽い
●認知の変動―よいときと悪いときの波がある
「頭がはっきりしている状態」と「ボーッとしている状態」が入れ替わり起こる。その周期は、1日の間で繰り返すこともあれば、1週間あるいは1ヶ月といったこともある。
※脳幹網様体の障害が関係していると考えられる。
●レム睡眠行動障害―夜中の大きな寝言・異常行動
●夜間せん妄とレム睡眠行動障害
※せん妄とは、軽い意識障害(混濁)に伴って幻覚、興奮、思考力低下、注意力欠如などがみられるものである。せん妄とレム睡眠行動障害とは基本的に別物だが区別が難しい場合もある。せん妄は後でほとんど思い出せないが、レム睡眠行動障害の場合には、目を覚まさせると夢を見ていたとわかることが多い。
●過眠―日中のひどい眠気
●うつ症状
●自律神経症状―さまざまな症状で現れる
レビー小体は大脳皮質や脳幹だけに現れるわけではなく、全身の末梢自律神経(心臓や食道、胃、腸、皮膚など)に広くみられる。特に食道下部には多いとされる。そのため、種々の自律神経障害が起こってくる。自律神経は「交感神経」と「副交感神経」とで成り立っているが、自律神経障害とはこの2つの神経がうまく切り替わらず、不定の身体不調をきたすものだ。
★主な症状
起立性低血圧・めまい・排尿障害・便秘・発汗障害・手足の冷え
●薬に対する過敏性
※第二の認知症ー小阪憲司・著より抜粋引用
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