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若年認知症コロナ相談室

「若年認知症コロナ相談室」を設置!
全国若年認知症家族会・支援者連絡協議会では、新型コロナウイルス感染症の第2波に向けた対策として「READYFOR 新型コロナウイルス感染症:拡大防止活動基金」の支援を受け、ワンストップ相談窓口「若年認知症コロナ相談室」(電話およびオンライン)を設置いたしました。
名称:「若年認知症コロナ相談室」
●電話窓口:03-6380-0166(月〜金曜日)11:00〜16:00
●メール相談窓口:
 アドレス https://sites.google.com/view/eariydem2009
 期間;2020年7月〜12月


全国若年認知症家族会・支援者連絡協議会
〒160-0022 新宿区新宿1-9-4 中公ビル御苑グリーンハイツ605
TEL:03-6380-0166 FAX:03-6380-5100


全国若年認知症家族会・支援者連絡協議会とは
全国各地の若年認知症家族会と支援者組織が協力し、課題解決のための方策を検討して、情報を発信しています。
現在の会員数は50団体です。(若年性認知症家族会アルバの会も会に参加しています)


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千葉県若年性認知症コーデイネーターより

千葉県若年性認知症専用相談窓口リーフレット 【東邦→千葉北総病院】PDF_ページ_1

千葉県若年性認知症専用相談窓口リーフレット 【東邦→千葉北総病院】PDF_ページ_2
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『いまここカフェ』通信 vol.1
  令和2年4月発行 発行元/千葉県若年性認知症専用相談窓口
いまここカフェ通信_ページ_1

いまここカフェ通信_ページ_2

看護小規模多機能型居宅介護サービスとは?

在宅介護が長くなると、より医療や看護の依存度が高くなってきます。安心して在宅生活を続けるためには看護小規模多機能型居宅介護サービスも重要な選択肢の一つになると思います。優子さんの高度化した認知症では日々の生活で何が起こるかわかりません。そろそろ医療も考えたケアも検討していた時に看多機を知りましたが、私が住む市にはなかったので在宅医の選択になりました。(隣りの市には3カ所ありました。)
看護小規模多機能型居宅介護とは(看多機)
 平成24年4月に、「訪問看護」と「小規模多機能型居宅介護」を組み合わせて提供するサービスを創設し「複合型サービス」としていましたが、提供するサービス内容のイメージがしにくいとの指摘も踏まえ、平成27年度介護報酬改定において「看護小規模多機能型居宅介護」と名称を変更しました。
提供できるサービス
看多機では小規模多機能の3本柱「通い」「泊まり」「訪問介護」に加えて、「訪問看護」を事業所の看護師から提供することができます。つまり、サービスが4本の柱になります。
看多機事業所のケアマネジャーが「通い」「泊まり」「訪問介護」「訪問看護」のサービスを一元的に管理するため、利用者や家族の状態に即応できるサービスを組み合わせることが可能です。
小規模多機能と看護小規模多機能の一番大きな相違点は看護職員の配置です。
小規模多機能では、看護職員の配置が
●小規模多機能型居宅介護従業者のうち1以上の者は、看護師又は准看護師でなければならない。
と定められているのみで、看護師または准看護師は常勤を要件としておらず、毎日配置しなくても良い、とされています。
一方看護小規模多機能では、看護職員の配置が
●看護小規模多機能型居宅介護従業者のうち1以上の者は、常勤の保健師又は看護師でなければならない。
●看護小規模多機能型居宅介護従業者のうち、常勤換算方法で2.5以上の者は、保健師、看護師又は准看護師でなければならない。
●通いサービス及び訪問サービスに当たる従業者のうち1以上の者は看護職員でなければならない。
●看護職員である看護小規模多機能型居宅介護従業者は、日中通いサービスと訪問サービスを行う各サービスで1名以上必要であり、常勤を要件としていないが、日中のサービス提供時間帯を通じて必要な看護サービスが提供される職員配置とすること。
と定められており、看護職員の手厚い配置が義務付けられています。

「医療管理を伴う介護が必要になっても、住み慣れた自宅で暮らしたい」のニーズに応えてくれる制度になり、早く事業所が増えるとよいのですが・・・。(看護師不足では難しいのか?)
※28年10月末現在、事業所数330
看護小規模01

見落としていませんか?

■優子さんの公的支援と現況
要介護5
精神障害者保健福祉手帳/1級
身体障害者手帳/1級
障害基礎年金/1級
●特別障害者手当/29,620円(1ヶ月:市の助成3,000円を含む)
●重度心身障害者医療費助成受給(身体1・2級者のみ)
●高額介護サービス費支給(介護保険利用料:月額15,000円を越えた支払いが返金)
●介護保険負担限度額認定(優子さんの場合:ショートでのユニット代、食事代に適用)
 ※28.8月より、改正により料金が高くなりました
●介護用品給付/1ヶ月(2種の選択:リハパン36枚+パッド120枚)
●自立支援医療受給/自己負担上限月額10%・5,000円
●福祉タクシー券/120枚(初乗り)
●NHK放送受信料減免/全額
●一時介護委託料助成金
●駐車禁止除外車証
※まだ利用していないサービスもたくさんあります。
※個人の状況の違いで受けられない支援制度もありますが、見落としている場合もあります。家族会等に加入していると先輩方に教えてもらえますが、1人だと気がつかない制度もあります。お住まいの役所で発行している障害福祉のしおり等で確認することが重要です!。
※若年性認知症の方で精神障害者保健福祉手帳を持っていない方は多いようです。手続きが面倒だったり名称等に抵抗ある方もいますが、手帳(1級)があると受けられる助成等が増えます。優子さんは最初2級でしたが直ぐに1級になりました。

※若年性認知症にワンストップ行政サービスが急務です。
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介護保険 福祉用具レンタル
●電動介護用ベッド(3モーター)
●車椅子、クッション
●スロープ

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今日は診察日でした。この病院(若年性AD専門外来)に通院して14年になります。当時は優子さん50歳、私53歳でした。臨床心理士や先輩方に公的支援制度を教えてもらったり、不安な私たちは励まされたりもしました。新米の私たちには心強い先輩方でした。その頃知り合った仲間は誰も通院されていません。もう何年も病院の家族会に参加していないので待合室で会う方は知らない人ばかりです。以前なら皆さんが知り合いでしたので待合室がミニ家族会でした。今日は特に医師に相談することもなく昔話をして帰ってきました。
御茶ノ水01

障害福祉サービスと介護保険の併用

●2010年 優子さんの一週間の一例
介護認定:要介護3/精神障害者手帳:1級/障害基礎年金:1級
私が東京で仕事をしていた最後の年(月〜金)
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月 訪問ヘルパー(午後:料理介助 1h)
火 訪問ヘルパー(午前:料理介助 2h/午後:散歩 1h)
水 障害福祉サービス(プールと帰りに食事 4h)
木 訪問ヘルパー(午前:料理介助 2h/午後:ストレッチ 0.5h)
金 小規模デイサービス(9時~5時)
土 フリー(月に一度ボランティアがプールや映画の支援)
日 プール(私が同伴。着替え等は女性スタッフが支援)
●障害福祉サービス
介護保険は診断を受けた初期の頃の優子さんにとって使いたいサービスがなかった。市役所に若年性認知症でも受けられる公的サービスはないのか聞きに行ったのですが介護保険の説明しかありませんでした。診断前から(2000年頃)スポーツクラブのプールに週3回ほど通っていました。診断後2〜3年は大体自立していたのでプールの利用も問題ありませんでした。スポーツクラブに優子さんの病気は説明してあったので、常にロッカールーム、お風呂場、プール等では見守ってくださいました。病気が進行するにつれて、家からスポーツクラブまで、プール内でも常にサポートしてくれる人が必要になってきました。何か良い方法を模索していたのですが、講演で知り合った方に福祉サービスで趣味活動の支援も受けられると教えてもらいました。市の障害福祉課に福祉サービスのお願いをしたのですが「認知症の方に前例がないので認められない」との説明でしたが何度かの話し合いで数ヶ月後に認めてもらいました。映画鑑賞の支援は問題なかったのですが、プールの支援してくれる事業所はすぐに見つかりませんでした。ようやく1事業所が見つかり一人だけ手を挙げてくれました。足を骨折するまで4年ほど続きました。いつもプール、ジャグジー、お風呂、昼食を食べてからガイドヘルパーと帰ってきました。
優子さんの場合は地域生活支援サービスの外出支援です。通常月30時間・休暇月38時間
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※下記に福祉サービスの概要が書かれています
障害福祉サービスとは
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●介護保険サービス

この頃は訪問介護がメインでデイサービスは週1回程度の利用でした。訪問介護は料理介助が週3日で、ストレッチと散歩を週1回行っていました。特に火・木の料理介助は一緒に近くのスーパーまで買い物に行き、それから調理を始めます。優子さんの頑張りで私の夕食も作ってくれました。その時は優子さんが主でヘルパーさんは補助です。2006年頃から始まった料理介助ですが私の分まで作れた最後の年だったかもしれません。

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